Till the dream ends

果てるまで

【S10使用構築①】蒼炎双竜伝説【最高R2015】

 

 

構築経緯

1. 炎ポンに強い枠としてソウブレイズを使用していた際、過去の上位構築での印象からか、初手にパオジアンが投げられづらいことに気がついた(参考: S6鉢巻妖、S7オボン妖)。


2. 今期前半に使用していた"ステロ+ドラテカイリュー+スカーフサフゴ"の並びの使用感が良かった。そこで、ソウブレイズを構築に入れつつ、「パオさえ来なければかなりやれるステロ撒き」であるガブリアスをステロ要員に据え、ガブカイリューサフゴの3体を基本選出とした。


3. ソウブレイズは、前期使用していたキョジオーン対策の隠密マント型が、DLCポルターガイストを習得したことによりかなり強化されたため、その型で採用した。

 

4. 補完枠について、まず、対戦を重ねる中で、サーフゴーでのスイープルートが難しそうな構築(主にイーユイやドドゲザン入り)に対して出していけるポケモンが必要だと感じた。初めはエナジーツツミを使用していたが、サイクル適正の低さを鑑み、チョッキマリルリを採用した。


5. 最後に、上記5体だと受けループに勝てないと感じ、最速挑発身代わりチオンジェンを採用した。

 

各個体について

ガブリアス@オボンの実 (鋼テラス)
・実数値: 210(212)-155(36)-143(116+)-×-106(4)-140(140)
・技構成: 地震・岩石封じ・ドラテ・ステロ

 

A: h4サフゴがステロ+地震で確定、b4パオを岩石+地震で確定
S: 準速セグ抜き
B: 11n
H: 最大偶数

 

初手に出し、ステロを撒く。パオが来てしまったらテラスを切って岩石→ステロと動く。対面で1体処理した後にテラスを切ることでもう1回動けるという場合には、テラスを切って裏のスイープをしやすくする動きをとることもある。
技は、最強技の地震、対面力が上がる岩石封じ、コンセプトのステロは確定。残りはまきびしと迷ったが、まきびしが欲しい場面があまりなかったことに加え、ガブカイリューの双方にドラテを採用することで、片方がドラテを打ったあとにもう一方のドラテが読まれづらいことから、ドラテを採用した。

テラスタイプは、つらら・ムンフォ半減で、テラス後もステロが痛くならない鋼。持ち物は、場もちが良くなり、持ち前の耐久とも相性の良いオボンの実。

 

 


カイリュー@あつぞこブーツ (ノーマルテラス)
・実数値(努力値): 197(244)-204(252+)-116(4)-×-121(4)-101(4)
・技構成: 神速・地震・ドラテ・羽休め

 

A: 神速のリーチを伸ばすため特化
H: 物理も特殊も相手するのでほぼぶっぱ
BDS: 余りを振り分け
(耐久が欲しいこともあるが、神速のリーチを考えるとこうせざるを得ない。テンプレ型)

 

基本的にステロが撒かれた状態で出し、ドラテで場を荒らす。常に「全員をサフゴor神速の圏内に入れる」ことを意識して立ち回る。受けや積みポケモンを流したり、神速×2で倒したいがゴーストテラスが怖い場面(イーユイやパオなど)をテラスチェックしつつ流せるのが優秀だと感じる。あと、タイプ一致技なので地味に火力がある。
技は、コンセプトのドラテ、アナザープランのスイープ役になれる神速、鋼などへの打点になる地震、体力確保のための羽休め。身代わりやアンコールが欲しい場面もあるが、どれも外せないと感じている。
テラスタイプは神速のリーチを伸ばし耐性も優秀なノーマル。持ち物は、構築がステロを撒きたい見た目をしている上、こちらは阻害の手段もなくサイクルは回したいため厚底ブーツ

 

 

 

③サーフゴー@こだわりスカーフ (鋼テラス)

・実数値(努力値): 163(4)-×-115-185(252)-111-149(252+)

・技構成: シャドボ・ゴルラ・10万ボルト・トリック

 

最速スカーフサフゴ・最速龍舞カイリューに負けないよう最速。

 

主に最後のスイープ役だが、一旦2手目に出したり、神速でのスイープのための中継地点として用いることもあった。耐久に振っていないため何度もサイクルを回すのが少々難しいが、CもSも落とせないためやむ無し。ラス1カイリューが想定される場面では、カイリューで相手の2体目を突破し、サフゴに引いてトリックで詰ませられるよう意識した。

技は、タイプ一致打点のシャドボ・ゴルラ、カイリューと合わせて詰ませに使えるトリックは確定で、ラストは水ウーラに打てる10万ボルトとした。

テラスタイプはゴルラのリーチを伸ばせる鋼、持ち物はコンセプトよりこだわりスカーフ

 

 

 

④ソウブレイズ@おんみつマント (妖テラス)

実数値(努力値): 181(244)-165(36+)-126(204)-×-121(4)-108(20)

技構成: 無念の剣・ポルターガイスト・ビルドアップ・挑発

 

HD: 非テラス時、特化カミのシャドーボールを最高乱数切り耐え
       テラス時、特化眼鏡イーユイの悪の波動を確定2耐え
S: 4振りロトム抜き
A: 11n(h4イーユイを無念の剣×2でだいたい落とせるくらい)
B: 余り

 

キョジオーンを初め、"陰キャ系"構築に選出する。キョジオーンを対策する際は、キョジオーンだけではなくその取り巻きにも強く出られることが必要だと考えており、このソウブレイズはテンプレの取り巻きのほとんどに強く出られる。イーユイには貰い火+妖テラで対応可能、ドラテカイリュー+悪ウーラなどには妖テラで対応可能、炎ポンにはそもそも強く出られるということで、現環境のキョジオーン対策はこのポケモンが最強だと考えている(9月下旬のメモ抜粋だが、これ以降ランドガブが大流行したためかなり動かしづらくなった)。

技は、殴りながら回復ができる無念の剣、高火力で広く等倍を出せるポルターガイスト、積み技のビルドアップ、霊テラ呪い展開やチオンドヒドを阻害できる挑発で完結。

テラスタイプは上記の理由からフェアリー、持ち物はコンセプトから隠密マント。

 

 

 

マリルリ@とつげきチョッキ (水テラス)

実数値(努力値): 205(236)-112(252+)-101(4)-×-102(12)-71(4)

技構成: アクアブレイク・じゃれつく・アクアジェット・はたきおとす

 

A特化、耐久最大効率

 

サーフゴーでのスイープを狙う際にイーユイが重いことから採用したが、選出はあまりしていない。耐久があまり信用出来ない、不意のテラスに弱い、火力もなんとも言えない、回復ソースがないといった原因により、微妙と感じている。

技はとりあえず強い4つ。

テラスタイプはアクジェのリーチを伸ばすため水、持ち物は対イーユイを考えチョッキ。

 

 

 

⑥チオンジェン@たべのこし (毒テラス)

実数値(努力値): 192(252)-×-121(4)-115-155-134(252+)

技構成: 悪の波動・やどりぎのタネ・挑発・身代わり

 

S: ガッサ意識で最速

 

シグマさんに構築相談をしたところオススメしていただき採用した、ガチの受けループキラー。このポケモンのお陰で対受けループは全勝・全試合5分ほどで降参をされていた。

技は、削りながら回復のできる宿木、受けループを嵌める挑発身代わり、攻撃技の悪の波動。攻撃技は叩きやイカサマ、カタストロフィなどでも良いかも。好み次第。

テラスタイプは毒を拒否したいので毒、持ち物は回復ソースの食べ残し。